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今月の研修報告 平成29年度認知症高齢者看護エキスパートナース研修が、7月10日から 5日間開催され、24名の看護師が受講されました。 今回は、「倫理的課題」と「意思決定支援」をテーマに事例検討を通して学んでいただきましたので、その内容をご紹介いたします。 入院中は患者の同意を得ながら、協力を求めないと施行できないことが多々あります。しかし、認知症の患者の場合、協力が得られず、時には日常生活の援助さえを拒否され対応に困る場面が多く、看護師は日々ジレンマを抱えながらケアを行っています。 「やむを得ず身体拘束を行った場合、尊厳を守る為にはどのようなことに気をつける必要があるか」というテーマでグループワークを行いました。尊厳を守るとはどういうことか、患者の自尊心を傷つけない配慮ができているか、その治療は本当に患者が望んでいることなのか、家族の同意だけで進めていたのではないかという意見もあり、これまでの関わりを振り返りながら学びを共有していました。 認知症の人へ適切な医療・介護を提供するために、認知症の人の意志が尊重されているか、その人らしく暮らしていけるために必要な治療か、また家族の意向やQOLにも関心を向けることが必要です。アンケートに「自病棟の患者に対する倫理的課題について考え直し接していけるよう努めたい。」と答えてくれた受講生もいました。 これから、自部署で出会う患者・家族の意思決定を支援することに力を注げる看護師になれるよう、時には研修を思い出し、実践に活かされますよう、ご活躍を期待しています。 |
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